りんご病とはどんな病気?
りんご病とは、両方のほっぺがりんごのように赤くなることからりんご病と呼ばれ、医学用語では伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といいます。
幼稚園や小学校くらいの子どもの間で春先に流行します。2才以下の赤ちゃんがかかることはほとんどありませんが、大人や妊娠中のりんご病にかかった場合は注意が必要です。
りんご病は普通どおりに生活したり、登園・登校してかまわない感染症です。
特に生活に制限が設けられるわけではありませんが、からだの抵抗力が落ちている時なので、できれば疲れをためないように家庭内で静かに過ごした方が無難でしょう。
りんご病の原因
りんご病は、ヒト・パルボウイルスB19という名前のウイルスによる感染症です。
つばや痰に含まれるウイルスを吸い込むことで、主に鼻を通して感染します。
しかし、ウイルスに感染しても発病するとは限りません。りんご病に感染しても発病しない割合は、小児で約30%、成人で約60%といわれています。
りんご病の潜伏期間は1〜2週間です、最も強い感染力があるのは、発疹の出る前1週間くらいです。
ヒト・パルボウイルスB19により飛沫感染するのは、りんご病の症状の赤い発疹が出る1週間前ぐらいなので、りんご病の症状が出た頃には他人に感染させることはありません。
りんご病の症状
りんご病の症状は、両側の頬が赤くなり、その後体幹・四肢にも紅い斑点(赤い、平坦な発疹)が出現します。
大人がりんご病を発症したときは、斑点に加え、熱や関節痛がでることがあります。
これらの症状が出る頃には周りの人に感染させるほどの感染力は消失しています。
それよりも注意する必要があるのは、感染し始めたときです。
りんご病にの発疹がでる1週間〜10日位前に、発熱、筋肉痛、倦怠感がみられることがありますので体調の変化には気づくと思います。
そのためりんご病とは思わず、通常通り過ごしてしまいがちですが、この時期に周りの人に感染させてしまいます。
りんご病の治療法
りんご病になった場合の特別な治療薬はありません。
りんご病は基本的に自然に治る病気なので普段どおりの生活でよいですが、かゆみやほてりがひどい場合はかゆみ止めの薬(抗ヒスタミン薬)を使う対症療法を行うこともあります。
また、関節痛など体のどこかに痛みがある場合は鎮痛剤が使われることがあります。
普段どおりの生活を送っていれば1〜2週間で自然に治ります。ただ、直射日光に当たったり、入浴をするとかゆみが強くなったり、発疹が再発することもありますので、なるべく安静にしてこすらないようにしてください。
大人がりんご病になった場合
りんご病は、たいてい小児期に免疫を獲得しているので子どもだけの病気と思われがちですが、大人にも感染します。
特に子どもと接触の多い20〜30歳代の母親がリンゴ病に感染する場合が多いようです。
大人がりんご病にかかると、発疹がでるまえに、発熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛、むくみなどの症状が出やすくなります。
一般的に、大人のりんご病は子どものようにほっぺが真っ赤になることはあまりありません。
太ももや腕に、赤い斑点やまだら模様ができ、ほてったり少しかゆくなります。
そして、症状がひどい場合、発熱や関節痛がみられ、日常生活に支障をきたすほどの痛みがでることもあります。
妊娠中のりんご病
妊娠中のりんご病の感染は注意しなければなりません。
妊娠12〜20週までにりんご病に感染すると、胎児の貧血とそれに伴う子宮内発育遅滞や胎児水腫の心配があります。
そして、妊娠中にりんご病に感染すると、流産や死産の確率が10%近くにもなります。
りんご病は感染しても症状が出ない場合(不顕性感染)も十分あり得ますので、妊娠中に上の子どもがりんご病に感染した場合は必ず産婦人科で相談して下さい。
母親がりんご病に感染しなければ大丈夫です。
子どもがりんご病になってもそれほど心配はいりませんが、妊娠中は十分気をつけてください。
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